これからの季節の星空案内― 12月から静かな冬のはじまりへ(2026年1月まで)

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12月、1月、双眼鏡で楽しみたい冬の星空をご紹介します。

これからの季節の星空案内― 12月から静かな冬のはじまりへ(2026年1月まで)

冬の入り口に立つ12月。
空気は少しずつ冷たくなり、夜空の透明度が増していきます。
星を見るには、実は一年の中でもとても恵まれた季節です。

この時期の星空は、派手さよりも静けさが印象に残ります。
ゆっくりと夜空に目が慣れてくると、星の数が増え、光の粒ひとつひとつがくっきりと浮かび上がってきます。

今回は、12月から2026年1月にかけて、双眼鏡で楽しみたい冬の星空をご紹介します。


<12月の夜空 ― 冬の星座がそろいはじめる頃>


12月の宵の空では、東の空からオリオン座が姿を現します。
三つ星を目印に空をたどると、冬の星座たちが少しずつ配置を整えていくのがわかります。

おうし座、ぎょしゃ座、ふたご座。
どれも明るい星が多く、星空に慣れていない方でも見つけやすい星座です。

この時期、双眼鏡でぜひ覗いてほしいのが、おうし座にある「プレアデス星団(すばる)」です。

肉眼でもぼんやりと見えますが、双眼鏡を通すと、星の集まりがほどけるように広がります。
小さな光が集まってできた、冬らしい澄んだ景色です。


<1月の夜空 ― 冬が深まり、星が最も高く昇る>


1月になると、冬の星座は夜空の高い位置へと移動します。
オリオン座は南の空で堂々と輝き、その足元には「オリオン大星雲(M42)」が見やすくなります。

双眼鏡で覗くと、星雲の中心が淡く光を帯びているのがわかります。
派手な色はなくても、「宇宙の奥行き」を感じさせてくれる存在です。

また、1月は冬の大六角形と呼ばれる星の並びも見頃になります。
シリウス、カペラ、アルデバラン、リゲル、プロキオン、ポルックス。
それぞれの星が、微妙に異なる色合いを持っているのも特徴です。
双眼鏡を使うと、その色の違いがやさしく際立ちます。


<1月初旬の見どころ ― しぶんぎ座流星群>


年が明けてすぐの夜空には、「しぶんぎ座流星群」という、静かで力強い流星群が現れます。

毎年1月上旬に活動し、観測条件が整えば、短時間にまとまった数の流れ星を見ることができます。
2026年は 1月3日〜4日ごろが見頃とされています。

しぶんぎ座流星群の特徴は、出現のピークが短く、一晩中だらだらと続くタイプではないこと。
その分、ふとした時間に空を見上げたとき、鋭く明るい流れ星がすっと夜空を横切ることがあります。

放射点は北の空にあり、深夜から明け方にかけて高度が上がります。
寒さの厳しい時期ではありますが、冬の澄みきった空気の中で見る流れ星は、とても印象に残るものです。

流星は双眼鏡で追う対象ではありませんが、星座の位置を確かめたり、夜空に目を慣らすために双眼鏡が役立ちます。
年のはじまりに、静かな夜空と向き合う時間として、しぶんぎ座流星群はとても冬らしい存在です。


<冬の星団 ベスト3(12月〜1月)>

この季節、双眼鏡で楽しみやすい星の集まりを3つ挙げるとすれば、

・プレアデス星団(M45)
・ヒヤデス星団
・オリオン大星雲(M42)


いずれも明るく、寒い夜でも短時間で楽しめる対象です。
とくに冬は空気が乾燥し、光がにじみにくいため、星団の輪郭がとてもシャープに感じられます。


<冬の星空を楽しむために>

冬の星空観察で大切なのは、「完璧な条件を求めすぎないこと」かもしれません。
短い時間でも、ベランダからでも、少し空を見上げるだけで、星は静かに応えてくれます。
暖かい服装と、手に馴染む双眼鏡があれば十分です。



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★★参考・星空情報サイト★★

国立天文台 星空情報
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/

AstroArts(星空ガイド・天文イベント)
https://www.astroarts.co.jp/

Sorae(天文ニュース・解説)
https://sorae.info/

国立天文台 しぶんぎ座流星群 解説
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2026/01.html