開発ノート Vol.2|「見え味」を支える光学設計

開発ブログ

Suzukazeの「SK-10x50」の光学設計についてご紹介します。

開発ノート Vol.2|「見え味」を支える光学設計

― 星のひとつひとつが、くっきりと輝くために

夜空をのぞくとき、星が“点”ではなく“光の粒”として立ち上がる瞬間があります。
澄んだ空気、静かな山の上で、まるで自分の目が研ぎ澄まされたように感じる。
その感覚を、どこにいても体験してもらいたくて、私たちは「見え味」にこだわり抜きました。

<光を正確に届けるためのレンズ設計>

星の光は、はるか何百光年も彼方から届きます。
そのわずかな光をどれだけ正確に伝えられるかが、双眼鏡の本当の実力です。

Suzukazeの「SK-10x50」では「フルマルチコーティング(FMC)」を採用しています。
これは、レンズすべての面に反射防止の多層膜を施すことで、光の透過率を最大限に高め、夜空の微細な星までくっきりと描き出すための仕上げです。

加えて、内部には「BaK4プリズム」を使用。
ガラスの密度が高く、光が端まで均一に通るため、
周辺まで明るく、立体感のある像が得られます。

― 見えないものを、見えるようにする。
そのための“透明さ”を追い求めた結果が、この設計です。

<「見え味」と「強さ」は、両立できる>

光学性能を高めるほど、構造はデリケートになります。
だからこそ私たちは「頑丈さと精密さのバランス」をとることに時間をかけました。

防水構造にすることで、雨や湿気から光学系を守り、さらに内部を窒素ガスで満たすことで、結露やカビの発生を防止。
レンズの寿命を延ばし、長く安定した性能を保つことができます。

星を見るという体験は、一瞬の感動の積み重ね。
けれどその双眼鏡は、何年も何十年も、そばに置いて使ってほしい。

「見え味にこだわったからこそ、脆弱なものにはしたくなかった。」
そんな想いで「SK-10x50」は開発されました。

<時を重ねても変わらない“光の質”>

星空は季節ごとに顔を変えます。
見え味の良い双眼鏡があれば、それぞれの違いをときに懐かしく、ときに新鮮な驚きで味わえるはずです。

クリアな視界と感動を。

透き通った光、にじみのない輪郭を守るために、素材からコーティング、気密構造までを徹底的に磨き上げました。

星空の下で感じる「光の静謐さ」「自然の雄大さ」を、いつまでも同じように味わってほしい。
そんな願いを込めた一台が、あなたの毎日や人生を彩ってくれることを願っています。

👉Suzukaze「SK-10x50」の詳細はこちら

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https://suzukaze.co.jp/product/binoculars-10-50

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